このTrent 7000プログラムのチーフエンジニア、ポール・シックススミスは、Trentエンジンシリーズと同じくらいの年月のキャリアを有しています。航空宇宙工学を専攻した新卒者として、Trent 500エンジンの認証取得に携わって以降、Trent 700、Trent 500、Trent 900のチーフエンジニアと、30年近い実績を積み重ねてきました。
2014年、ロールス・ロイスとエアバス社はファーンボロ航空ショーでA330neoを発表し、シックススミスはTrent 7000プログラムのチーフプロジェクトエンジニアに就任しました。2018年にはTrent 7000プログラムのチーフエンジニアに就任し、それ以来、航空機の認証、就航、一連の製品開発パッケージを監督するとともに、エアバス社と緊密に連携し、A330neoを新規導入する航空会社のサポートに努めています。
エンジニアとしてTrentシリーズに関わってきたシックススミスは、「A330neoを動かすエンジンにこのように貢献できたことを、謙虚な気持ちで受け止めるとともに、光栄に思います。成功の大きな要因は、機体メーカーとの協力体制です。私たちは長年にわたり、運用いただいている航空会社を共に訪問し、問題解決に努め、素晴らしいチームを築いてきました。このような関係こそがチーフエンジニアの成功の鍵だと思います」と、自身の成果を振り返りました。
Trent 7000に関する情報はこちらからご覧いただけます。