ロールス・ロイスは本日、英国における先進原子力技術の導入推進に向けて、日本原子力研究開発機構(JAEA)および英国国立原子力研究所(UKNNL)の3者間で、2つの協力覚書に署名したことを発表します。正式な調印は、6月14日(現地時間)、高市早苗首相の英国訪問にあわせて、英首相官邸において行われます。
本合意は、英国における高温ガス冷却型先進モジュール炉(AMR)の早期社会実装、および被覆燃料粒子の許認可・製造の本格化に向け、研究開発を加速させることを目的としており、ロールス・ロイスとUKNNL間、UKNNLとJAEA間の既存の協力関係を基盤として締結されました。
エネルギー安全保障の必要性が高まる中、日英が三者間で締結する協力関係は、原子力技術能力の歴史を前進させるとともに、英国と日本のクリーンエネルギーおよび原子力技術における協力強化へのコミットメントを示すものです。
AMRは、エネルギー供給のレジリエンス(強靭性)を実現し、民生、防衛、産業の各分野における脱炭素化を可能にします。AMRは、安全で確実かつ信頼性の高い柔軟な熱・電力を必要とするオフグリッドの顧客に対し、コンパクトかつ迅速に導入可能な原子力エネルギーソリューションを提供します。
積極的な冷却を必要としない静的安全性を持つAMRの中核技術である被覆燃料粒子は、ウラン燃料の粒子が多重の保護層でコーティングされ、極限的な 状況の中でも破損せず、放射性物質をカプセルの中に閉じ込めておくことが可能です。