60年にわたり
日本の防衛を支援

ロールス・ロイスは日本で60周年

ロールス・ロイスは今年、日本事務所開設から60周年を迎えます。海上防衛、航空輸送、偵察、訓練プログラム等、防衛分野の支援を通じて、日本のお客様やパートナー企業との強固な関係を築いてきました。この機会に、改めてこれまでの実績、そしてその実現に寄与してくださったパートナー企業との取り組みを振り返りたいと思います。

日本の防衛に技術で貢献

ロールス・ロイスと日本の関係は、英国のヴィッカース造船所から大日本帝国海軍に戦艦三笠が納入された、120年以上前にさかのぼります。

その後もロールス・ロイスのエンジンは、輸入機のみならず多くの国産航空機に採用されるなど、防衛航空のエンジン市場をリードし、日本の防衛プログラムに重要な技術を提供し続けてきました。

T-1(オルフェウス搭載)

ロールス・ロイスの日本初となる事務所を東京に開設し、富士重工業株式会社が開発した第二次大戦後初となる国産ジェット練習機T-1のエンジンとして、防衛庁にオルフェウス・ガスタービンの供給を開始。

拡大を続ける実績

現在、ロールス・ロイスの国内拠点は13カ所に増え、65名の従業員に加えて、パートナー企業を通じて弊社プログラムに携わる人員の数は数千名に上っています。

防衛省と海上保安庁の航空機には、ロールス・ロイスの航空エンジンが約700基搭載されています。

日英伊の次期戦闘機共同開発プログラムでは、株式会社IHIとともにエンジン担当企業として参画しています。


日本の海上防衛を支援

今日では海上自衛隊はロールス・ロイスのガスタービン・エンジン100基以上を運用する、世界最大級のお客様となっています。当社のMT30ガスタービンは、もがみ型護衛艦の12隻に採用されました。

MT30のエンクロージャーへのパッケージングを担当するのは、当社の長年のパートナーである川崎重工業株式会社です。1980年代、海上自衛隊の護衛艦いしかり向けに初めてオリンパスを供給して以来、川崎重工業と共にこれまで約200基の艦艇用ガスタービンを供給してきました。川崎重工業には、当社のほぼ全ての民間航空機向けトレント・エンジン・プログラムにも参画いただいています。

はつゆき型護衛艦(オリンパス・タイン搭載)

出典:海上自衛隊ホームページ

もがみ型護衛艦(MT30搭載)

出典:海上自衛隊ホームページ