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IHIと業務を行うマニュファクチャリング・エンジニア 清永耕治

私は英国に在籍する多種多様なバックグラウンドを持つチームメンバーと共に、マニュファクチャリング・エンジニアとして部品の製造に関わる技術支援および管理業務を行っております。国内外サプライチェーンのパートナー企業は、製造作業の移管、製造プロセスの改善等の製造に関わる多くの業務を行っており、我々はこれら企業に、知見の共有や製造プロセスの検証・承認作業等行い、製品のQCD (クオリティ・コスト・デリバリー)を高めていく支援をしております。

英国のチームとパートナー企業の間には、時差、距離、言語、組織文化、社内ルール、優先順位、互いに持ちうる情報など多くの違いが存在しており、時にそれが互いのゴールを阻害することがあります。こうした違いは複雑で、両者の間で円滑に業務を進めていくためには高度な人間力(知的能力、社会・対人能力、自己制御)が求められます。私はお互いのゴールをサポートしていくことが最も重要であると考え、バウンダリー・スパナー(組織の内と外の橋渡し)として両者をつなぐ役割を果たしています。難度の高い業務ですが、日々チームメンバーとパートナー企業の方々と共に成長でき、非常にやりがいがある仕事だと感じています。

2023年10月、株式会社IHI相馬工場では300万枚目のタービンブレードを出荷しました。300万枚というのは非常に膨大な数であり、ロールス・ロイスの民間航空機用エンジン製造において、パートナー企業であるIHIがいかに重要であるかを示しております。また2023年12月は、ロールス・ロイスとIHIの提携35周年であり、IHI相馬工場におけるロールス・ロイス タービンブレードの生産開始25周年でもありました。過去25年間、ロールス・ロイスとIHIのパートナーシップを成功に導いていただきましたIHI相馬チームのメンバー全員の勤勉さと努力、献身、および品質への取り組みに感謝しております。IHI相馬工場で今後生産される新世代のタービンブレードは今後十数年間にわたって高い需要が見込まれます。両者の成功のために、私も全力でサポートしていきたいと思っております。