「私は、JALエンジニアリングのエンジン整備センター整備技術グループで、Trent XWBエンジンのチーフエンジニアとして働いています。不具合対策の検討や、エンジンの長期的な取り卸し計画の策定、エンジンの信頼性を維持向上し、安定的にエンジンを稼働させる業務を、当社のチームメンバーやロールス・ロイスの皆様と協力しながら行っています」
「当社はTrent XWBエンジンを国内線でも運用しており、それは珍しい例とも言えます。そのため、国際線で運用される際には見られないトラブルが発生する可能性がありますが、ロールス・ロイスのエンジニア、当社の整備部門が一丸となって、注意深くエンジンの状態を確認し、技術的評価を行っております。このような業務に携われることはエンジニア冥利に尽きると感じております」
「航空会社のエンジニアになったきっかけは、1985年の当社747型機が御巣鷹山に墜落したJAL123便事故です。2度とこのような事故を発生させないよう航空会社のエンジニアとして働きたいと思いました」