ロールス・ロイス、大阪のハイパースケール・データセンターに mtu非常用発電機提供

2023年初頭より大阪で稼働中の新しいデータセンターに、31基のmtu非常用発電機と、非常用電源システムを監視・最適化するmtu EnergetIQシステム提供

ロールス・ロイスは、大手グローバル企業が大阪で運営する最新データセンターに、mtu非常用発電機31台と、mtu EnergetIQ制御システムを提供します。 このハイパースケール・データセンターは、設計容量45.9メガワットの日本最大級のデータセンターです。拡張可能な容量要件を念頭に設計されており、お客様のニーズに合わせて長期的に柔軟に対応することができます。グローバルな市場調査会社モルドール・インテリジェンスによると、日本は、モバイルデバイスの利用の増加とクラウド技術の採用が牽引し、アジア全域で最も急成長しているデジタルコンテンツ配信市場の一つです。

mtuコンテナ型発電機が数秒で電力を供給

mtuコンテナ型発電機はmtuSeries 4000 20気筒エンジンをベースとしており、ロールス・ロイス・ソリューションズ・ジャパンにより、31基のうち既に8基が設置調整されています。残りは、データセンターの容量増加に合わせて順次追加される予定です。mtuコンテナ型発電機は屋外に設置されており、ディーゼルエンジン発電機、mtu EnergetIQ制御・監視システムを含む開閉装置、必要なすべての接続・供給システムがコンパクトに収まっています。

mtu EnergetIQオートメーションシステムは、非常用電源システムを監視・制御

大阪のデータセンターで使用されている完全冗長型のmtu EnergetIQ Managerは、送電網からの外部電力と発電所内の全発電機の状態を監視します。送電網に障害が発生した際には、非常用ディーゼル発電機が稼動してお客様への電力供給を調整、送電網へ負荷を戻し、送電網が再び安定化した際に発電機が停止します。

mtu EnergetIQ Managerは、新しいmtuの自動化されたエコシステムmtu EnergetIQに含まれており、複数の発電機や蓄電施設、発電から配電までを管理しています。mtu EnergetIQは、データセンターからマイクログリッド全体まで、幅広いアプリケーションで使用されています。

ロールス・ロイスは、世界3大サプライヤーの1社として500万キロワットの非常用電源システムを提供

ロールス・ロイスは、データセンター向け非常用電源システムの世界有数のサプライヤーであり、世界のデータセンター市場に総容量約500万キロワットの非常用発電機を供給しています。データへの需要が増加し続けるなか、データセンターとミッションクリティカルな予備電源への必要性も高まっており、高効率で信頼性の高いディーゼル発電システムがそのニーズに応えています。

画像は、mtuメディアセンターからダウンロードください。

ロールス・ロイスについて
  1. ロールス・ロイスは、陸・海・空における安全かつ高性能な動力・推進ソリューションを開発し提供しています。当社製品並びにサービスパッケージにより、人、社会、文化、経済を結びつけるサポートをし、様々な産業で高まる電力のニーズに応え、政府が国民を守るために必要な防衛装備を可能にします。
  2. ロールス・ロイスは150カ国以上の国に、400以上の航空会社やリース会社、160の防衛部隊、5,000以上のエネルギーおよび原子力分野の顧客を有しています。より持続可能なソリューションを求めるお客様のご要望にお応えするため、自社製品のネット・ゼロ対応に取り組んでいます。
  3. ロールス・ロイスの2022年の実質売上高は126.9億ポンド、営業利益は6.52億ポンドです。
  4. ロールス・ロイスのパワー・システムズ部門は、ドイツ南部のフリードリヒスハーフェンに本社を置き、9,500人以上の従業員を擁しています。製品ポートフォリオには、船舶、発電、大型陸上車両、鉄道、防衛、および石油・ガス産業向けのmtuブランドの高速エンジンおよび推進システム、ミッションクリティカルな予備電源、常時電源および熱電併給装置、マイクログリッド向けのディーゼルおよびガスシステムとバッテリーコンテナなどがあり、気候中立的なソソリューションの開発に積極的に取り組んでいます。