ロールス・ロイス、エアバス、サフラン、シンガポール航空は、シンガポール航空ショーにおいて、「グローバルSAF宣言」に署名し、持続可能な航空燃料(SAF)の開発、生産および消費の促進を約束しました。
航空業界は、パリ協定で設定された目標達成の一翼を担っており、SAFは航空分野における脱炭素化の重要な要素です。
「グローバルSAF宣言」は、航空宇宙産業、航空機産業、燃料産業のバリューチェーンに属するパートナー企業に、脱炭素化の重要な要素であるSAFの導入に向けて共同で取り組むことを呼びかけており、今後10年間の着実な拡大を掲げています。
この宣言は、すべての航空会社、航空・宇宙関連企業に開かれており、各社のサステナビリティへの取り組みを補完するものです。シンガポール航空は、この宣言に署名した最初の航空会社です。
ロールス・ロイスの最高技術・戦略責任者であるグラツィア・ヴィッタディーニは、次のように述べています。「グローバルSAF宣言への署名は、航空宇宙産業にとって重要なマイルストーンです。バリューチェーン全体でSAF使用を推進していけるこの取り組みを歓迎しています。SAF導入推進の気運をつくっていけるよう、私たちの取り組みと力を結集することが重要です。私たちは、水素や電気、ハイブリッドなどの代替推進ソリューションの開発を強く支持し、SAFも長期的な脱炭素目標の達成への道筋において重要な要素であると考えます」
グローバルSAF宣言の作成は、航空宇宙産業のサステナビリティに関する世界的なコンサルティング会社であるローランド・ベルガーの支援を受けています。
グローバルSAF宣言の全文(英)はこちらをご確認ください。