ドイツ、ノルウェー、ハンガリーに拠点を置くロールス・ロイスの専門チームは、ターボ発電機の設計開発とシステム統合に取り組むほか、飛行中の効率的な電力配分システムにも注力しています。ターボ発電機は、離陸後にバッテリーを充電することもプロペラへ直接電力供給を行うことも可能なため、航空機は飛行中に動力源を切り替えられます。この技術の研究開発にはドイツ経済・気候保護省が一部資金を提供しています。
ロールス・ロイス・エレクトリカル部門プレジデントのロブ・ワトソンは、次のように述べています。「当社は、ドイツ政府の支援に感謝いたします。ロールス・ロイスは、次世代エアモビリティ向けに、全電動およびハイブリッド電動推進システムを提供する主要なプロバイダーとなり、いずれこの技術をより大きな機体向けに拡大していく予定です。当社戦略の一環として、お客様へ包括的で持続可能なソリューションを提供することを目指しています。これには、ターボ発電技術を通じた電動飛行によるルートの拡大も含みます。ハイブリッド電動飛行の発展で、より多くの乗客が低排出や排出ゼロの航空機でより遠くまで移動できるようになります。