超音速飛行への持続可能な航空燃料(SAF)の利用拡大も検討しています。ロールス・ロイスは、これまでの石油ガス業界との連携を活かしてSAFの利用を加速させ、Boomは、大気中の二酸化炭素から車や航空機の燃料を作っているPrometheus Fuelsなど持続可能性に取り組む多くの組織と連携及び支援を行ています。Boomは「商業航空用代替燃料イニシアティブ. (Commercial Aviation Alternative Fuels Initiative:CAAFI)」と「持続可能なバイオ燃料に関するラウンドテーブル」のメンバーとして、SAFの導入を進めており、持続可能性を最重要視しています。
超音速航空機は既存の亜音速航空機を補うものではなく、追加的な機材という位置づけとなります。そのためBoomは既存の航空機と取り合いにならないよう新しいSAF資源を調査しています。エンジン開発計画を通じて、多数のSAFの試験を実施する予定です。
当社の航空エンジンの大半はすでに、SAFの混合燃料を使用し、飛行しています。今後すべての新しいエンジンはおそらく100%のSAFで稼働できると考えており、その検証を行っているところです。