初の米連邦航空局(FAA)認証機となることを目指すバイ・エアロスペースのeFlyer 2はツーシーターで、実用的な電気飛行機として練習機や民間航空機としての利用を予定しています。米国コロラド州のバイ・エアロスペース社が航空機を設計し開発を行い、ロールス・ロイスは70キロワットの電気モーター、関連するパワーエレクトロニクスインバーターとそれに対応するモーター制御装置からなる電気推進ユニット(EPU)を提供しています。この推進システムはハンガリーのブダペスト市にあるロールス・ロイス エレクトリカルチームが開発し、2019年初頭からテスト飛行を開始しています。
プロペラ試験
バイ・エアロスペースでは上昇、巡航など様々な状況下で航空機が最適な性能を出すよう、多様なプロペラやプロペラのセッティングによる試行錯誤を行いました。公式な認証のための飛行試験は2021年に開始されますが、こうしたテスト飛行を通じて、プラットフォームレベルでのシステムの統合や全体的なプラットフォームの旋回性能を知っておくことが非常に重要です。
「自分たちの開発した推進システムによるeFlyer 2とCityAirbus実証機の飛行を見るのは努力が報われる思いであり、このようなテスト飛行は顧客である機体製造会社とロールス・ロイス双方にとって認証取得と商業化に向けた重要な一歩です」
ロールス・ロイス エレクトリカル、プログラムディレクター、マイク・メキイッシュ