ロールス・ロイスはドバイ航空ショーにて、Trent XWBエンジンのフルスケールモデルを展示し、100万飛行時間達成を祝いました。エアバスA350 XWB型機に搭載されているTrent XWBは、現在運行されている大型航空エンジンの中で最も効率の良いエンジンです。この10月に出発信頼度99.94%を達成しました。2015年1月に運行を開始してから世界2万4,000周に相当する距離を飛行しています。
ロールス・ロイスの民間航空部門カスタマー・サービス担当ディレクター、ドミニク・ホロウッド(Dominic Horwood)は次のように述べています。「100万運行時間というマイルストーンを達成したTrent XWBエンジンを展示することができ嬉しく思っています。このエンジンは現在運行中の大型航空エンジンの中で最も効率が良いだけではなく最も売れ行きの良いエンジンで、既に1,600基を受注しています。航空ショーに来るお客様はエンジンの現物をご覧になりたい方が多いと思い、フルスケールのTrent XWBエンジンを展示しています。」
統計で見るTrent XWBエンジン
- フロントファンの幅は10フィート以下で、離陸時には毎秒1.3トンの空気を吸引
- エンジン内部の高圧タービンブレードは毎分12,500回転し、ブレード先端のスピードは音速の2倍に相当する1,200マイル毎時
- 離陸時に高圧タービンブレード一枚が生み出す力はF1レーシングカーに相当する約900馬力
- 全出力運転時のエンジン後部から排気のスピードは1000マイル毎時
報道機関向け写真資料はこちらからダウンロードいただけます(英語) https://www.flickr.com/photos/rolls-royceplc