ロールス・ロイス、ティルトウィング型垂直離着陸UAV 機の開発に参加

ロールス・ロイス、ティルトウィング型垂直離着陸UAV 機の開発に参加

ロールス・ロイスは2016年3月3日、米国防衛高等研究事業局(DARPA)が進める垂直離着陸実験機(X-Plane)プログラムの主契約社に選定され、垂直離着陸実験機オーロラ・ライトニングストライク向けに、先進的かつ独創的な推進システムの設計を行っています。

ライトニングストライクの飛行速度は従来の同型機と比較して1.5倍、300-400ノットとなる予定です。このほか、従来型と比較してホバリング時の燃費効率が向上し、より合理化された設計となっている他、機体総重量の40%、少なくとも1.8トンの荷物を搭載することが可能です。

ライトニングストライクは回転可能な主翼と先尾翼に24個のダクテッド・ファンを備え、ヘリコプターのようにも、飛行機のようにも飛行することが可能となっています。搭載するロールス・ロイスAE1107エンジン一基が、24 個のファンに動力を供給する3つの発電機(各1MW)を稼動させます。

ロールス・ロイスのリバティーワークス先進研究所が開発した革新的かつ独創的な配電システムは、推進システムの軽量化、小型化を可能にしています。