防衛航空分野における先進技術

防衛航空分野における先進技術

当社の研究開発への投資は、政府その他からの資金を含め、昨年だけでも12億ポンド(約1,630億円)に上り、一年間で626件の特許を申請しました。このような投資によって生み出された知的財産を元に当社は研究開発を進め製品に取り入れています。

当社の研究開発プロジェクトが扱う範囲は、素材、部品設計、コアガスタービンの効率性を向上するエンジンシステム設計、機体の能力と効率性を向上するためのエアインテーク・排気・電気・サーマルシステムにおけるシステム統合技術など多岐にわたります。

こうした研究開発における投資例には、今回2016年国際航空宇宙展にて展示する先進の軍用機向けファンがあります。本ファンは、エンジン性能及び効率を向上しつつ、今後の軍用機における搭載要求を満たす設計となっております。

当社技術はV-22、グローバルホーク、ファイアスカウト、ユーロファイタータイフーンなど、戦闘機からUAVを含む特殊な航空機向けのエンジンとして採用されているほか、C-130、P-3、ビジネスジェット、エアバスA330MRTT空中給油機が新規任務に対応できる様、その能力拡大に貢献しています。

将来プログラムにおいては、英米でのパートナーシップを通じて、マンティス、タラニス、ライトニンググストライクなどの技術実証航空機に対して、機体と高度にシステム統合された動力並びに推力システムを提供しています。技術が進歩を続ける中、こうした先進技術の開発や応用において、引き続き日本と良好な協力関係を築いていきたいと考えています。