ロールス・ロイス、サイエンスキャンプ2022 初のハイブリッド形式で開催

ロールス・ロイス、サイエンスキャンプ2022 初のハイブリッド形式で開催

閉会式後の全体写真 (写真撮影時のみマスクを外しております)

ロールス・ロイス ジャパンは8月18日と19日に「ロールス・ロイス サイエンスキャンプ 2022」を開催しました。今回で5回目となる本プログラムには全国40の高校から46チーム258名の学生が申し込み、「Challenging Pioneers of Power:動力のパイオニアに挑戦」をテーマに、オンライン予選と対面による決勝大会のハイブリッド形式で開催されました。

予選に先立ち4月に行われたオンライン相談会では、参加チームのメンバーがロールス・ロイスのエンジニアとオンラインでつながり、高速でエネルギー効率の高いホバークラフトを開発するための技術的アドバイスを受けました。そして5月の予選では、各チームが設計・制作したホバークラフトをビデオで披露し、お互いのユニークな作品から学び合い、決勝に進む上位5校が選ばれました。

羽田空港にあるJALの格納庫を訪問(2日目)

8月の決勝大会の1日目は研究開発型ベンチャー企業のためのインキュベーション施設COG(センターオブガレージ)において開催され、決勝進出チームは、ロールス・ロイスのエンジニアに加え、全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)のエンジニアの協力を得てホバークラフトの開発をさらに進めました。その後、開発ストーリーと最終設計を発表し、完成したホバークラフトを走行させ、優勝チームが選出されました。今年は、未来の人材育成に対する我々の理念に賛同いただいた、ANAとJALの航空各社からの協力を得て、更に充実したプログラムとなりました。2日目には、参加チームが羽田空港にあるJALのスカイミュージアムと格納庫を訪れ、実物の航空機とエンジンを見学しました。

サイエンスキャンプは、ロールス・ロイスが次世代の科学者やエンジニアを育成するために行っているSTEM教育の一環として実施されています。2030年までに2,500万人の若者にSTEM分野への興味・関心を促すことを目標に世界各地でSTEMアウトリーチ活動を展開しており、日本では、2017年より中高校生を対象とした「サイエンスキャンプ」を開催しています。

神永晋 ロールス・ロイス ジャパン代表取締役社長 (写真撮影時のみマスクを外しております)

ロールス・ロイス ジャパン代表取締役社長の神永晋は次のように述べています。「昨年、初の完全オンラインによるサイエンスキャンプの開催に成功し、インターネットを活用することで、日本中の多くの優秀な学生にアプローチできることを実感しました。今年はハイブリッド形式で開催し、過去最多の参加者を迎えることができました。また、全日本空輸と日本航空の皆様には、本プログラムへのご協力をいただき大変感謝しています。ロールス・ロイスは、2050年までにネット・ゼロを達成することを約束しています。そのためには、現在のロールス・ロイスの最先端技術を使ってCO2の排出量を削減することも重要ですが、それと同じくらい重要なのが、今は想像もつかないようなイノベーションを起こし、ネット・ゼロの未来をつくる次世代のSTEMプロフェッショナルを育成することなのです。今年の作品レベルは本当に素晴らしく、次世代のSTEMプロフェッショナルに対する私の期待はさらに高まりました。」

「ロールス・ロイス サイエンスキャンプ2022」は、中高生を対象とした科学・技術・工学・数学(STEM)教育プログラムです。このキャンプは、教育プログラムの運営に実績のある株式会社リバネスが運営し、ロールス・ロイスの社員がサポートしています。