このプログラムの責任者である、ロールス・ロイス艦艇部門プログラム・マネージャーのリー・スケルトンは、次のように述べています。「このプログラムは、私の今までのキャリアの中でも、非常に楽しくやりがいのあるものでした。ロールス・ロイスは社内外問わず欧州やアジア各地のサプライヤーを集め、この統合プログラムを完成させました。今回得た経験を上手く活かし、新型フリゲート計画のバッチ2型(大邱級フリゲート)のプロジェクトにおいては、当社のMT30船舶ガスタービンの特別な一体型筐体の設計や製造、就役中のサポートを提供する現代重工業のエンジン機械部門(HHI-EMD)を支援してゆきます。」
HMNZSアオテアロアが今後就役するなかで、ロールス・ロイスがライフサイクルを通じた保守サポートを提供する可能性があります。ロールス・ロイス・オーストラリアは同地域の海軍顧客、特に新規就航する艦艇に対し、保守サービスを提供してきた多くの実績があります。
「でも今は、活動を始めるHMNZS アオテアロアの乗組員の皆様に、ロールス・ロイスを代表して、この言葉をお送りします。『fair winds and following seas(順風満帆な航海をお祈りします)』」
注記:
当初契約ではロールス・ロイスが海上補給システム、操舵装置、ラダー、Kamewaプロペラ、バウスラスターも受注していましたが、これらの機器は、ロールス・ロイスの商業船舶部門の売却を受け、コングスベルグ社へ譲渡されました。