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ロールス・ロイスの日本におけるビジネスの歴史は長く、旧海軍時代の1896年にヴィッカース社(現在はロールス・ロイスの一部)が戦艦「三笠」を製造して以来、100年以上にも及びます。現在では、民間航空、防衛航空、船舶ならびにエネルギーの各分野において日本のお客様向けに製品およびサービスを提供しています。
ロールス・ロイスの日本事務所は1964年に開設され、1968年開業間もない霞が関ビルに移転しました。現在、東京および神戸の計二ヶ所のオフィスを通じて各事業部門のサポートを行っています。
ロールス・ロイスは日本のお客様への製品やサービスの提供だけでなく、製品の開発・設計、製造、性能試験、素材開発など幅広い分野において、日本の企業や研究機関とのパートナーシップを組んでいます。
航空機エンジンの各コンポーネントやモジュールの製造だけでなく、主要部品の開発プログラムにおける役割も担うなど、日本企業はロールス・ロイスの民間航空機向けエンジン開発に幅広く関わっています。
ワイドボディ機向けの主力エンジンであるTrentシリーズのほぼ全ての開発プログラムに、川崎重工業、三菱重工業、IHIなどの日本企業が「リスク収益分担パートナー」として参画しています。
ボーイング787型機に搭載されるTrent 1000では、川崎重工業が中圧圧縮機(IPC)モジュールおよびフロント・ベアリング・ハウジングの設計・製造やエンジン運転試験の一部を担当し、三菱重工業が燃焼器と低圧タービンブレードの設計と製造を担当します。
2009年1月には、次世代のエアバスA350 XWB型機において搭載が決定しているロールス・ロイスの次世代エンジンTrent XWBの開発に川崎重工業、三菱重工業および住友精密工業の参画を発表しました。
Tay、RTM322、CTS800エンジンでは川崎重工業、Model 250およびDartエンジンでは三菱重工業、T56およびAE 2100エンジンではIHIの日本企業とそれぞれパートナーシップを結んでいます。
海上自衛隊の主要艦艇の多くに搭載されるロールス・ロイスのTyne, Olympus、Speyガスタービン船舶推進システムの製造・サポートを川崎重工業が行っています。
2006年に独立行政法人物質・材料研究機構(NIMS)とタービンブレード向け超耐熱合金の共同研究について合意し、現在、茨城県つくば市のNIMS千現地区内に開設された「ロールス・ロイス航空宇宙材料センター」において研究が行われています。タービンブレード素材の耐熱性を向上させることにより、エンジンの燃費が向上し、二酸化炭素の排出量を減少させることが可能となります。