ANA (全日本空輸株式会社)は、2008年に就航開始が予定されている、ボーイング787ドリームライナー搭載エンジンとして開発された、ロールス・ロイス
Trent 1000
の日本における初の発注会社です。
Trent 1000
は、ボーイング787を初めて動かせたエンジンです。
2007 年にはロールス・ロイス社のボーイング
747 に搭載したフライトテストで、初めて飛行機を空に飛行させるエンジンとなります。
初回のテストベッドテストは3年前に予定した通り2006年2月14日に行われました。
Trent 1000
第一号エンジンが完成した際は、"ファイナル・ボルト“の式典が ANA
の経営陣を招いて英国のダービーにあるロールス・ロイスの施設で開催されました。
今後は、2007
年に耐空証明の認証を受けた後、ボーイング 787
ドリームライナーに搭載され初飛行される予定です。
Trent 1000
エンジン開発プログラムにおいて、日本企業が大きな役割を担っています。日本の国家計画でもあるこのプログラムには、川崎重工業、三菱重工業の両社が、2004
年からリスク収益分担パートナーとして参画しています。
川崎重工業は、同プログラムに中核として参画し、中圧圧縮機モジュールの組み立てと供給を担当しています。
2006 年 8
月には、初めてモジュールの設計・製造・組み立て、そして出荷を始めました。また、Trent
1000 のエンジンテスト計画にも部分参加することになっています。
三菱重工業もまたこのプログラムの中核をなし、燃焼器および低圧タービンブレード供給を担当しています。
川崎重工業、三菱重工業、ANA
は、英国ダービーと日本の両拠点に開発チームを編成して、Trent
1000 の主要部品の設計にも深く関わっています。
2005 年、ロールス・ロイスは、Trent
1000 エンジンの熱管理システムのサプライヤーとして住友精密工業と提携し、Trent
1000 エンジン開発プログラムにおける日本企業との係わりをさらに深めました。
ロールス・ロイスと長い提携の歴史がある住友精密工業は、飛行中の航空燃料および潤滑油を最適温度に保持するための熱管理システムを担当し、常に安全で効率的なエンジンオペレーションを維持していきます。
住友精密工業はTrent 500、700、800
エンジンとロールス・ロイスの中型機用エンジン BR700、また
IAE (インターナショナル・エアロエンジン協会)の
V2500 プログラムにおいても供給実績があります。
今日、ロールス・ロイスは、Trent
シリーズの全てのエンジンに関する開発に日本企業と提携しています。
- 川崎重工業、石川島播磨重工業および丸紅は、1995
年就航のエアバス A330
搭載エンジン、Trent
700 のリスク収益分担パートナーです。
- 川崎重工業、石川島播磨重工業および丸紅は、1996年就航のボーイング777搭載エンジン、Trent
800 のリスク収益分担パートナーです。
- 川崎重工業、石川島播磨重工業および丸紅は、2002
年就航のエアバス A340-600
搭載エンジン、Trent
500 のリスク収益分担パートナーです。
- 丸紅は、2006
年就航のエアバス A380
搭載エンジン、Trent
900 のリスク収益分担パートナーであり、川崎重工業と石川島播磨重工業も共同提携企業として参画しました。
|
ページトップへ
|
|
|
IAE (インターナショナル・エアロエンジン協会)が製造して大きな成功を収めたエアバス
A320 シリーズ搭載用の中型
V2500
エンジンも日本の参加と専門技術が中心的に活躍しました。
JAEC (日本航空機エンジン協会)は
1980 年代に発足、創立メンバーは川崎重工業、三菱重工、石川島播磨重工業の三社です。
JAEC は、V2500
プロジェクトに 23%
のシェアで参画しました。 |
|